2009年10月05日

汚染者負担原則

汚染者負担原則(おせんしゃふたんげんそく、polluter-pays principle 略称PPP)は、本来は、経済協力開発機構 (OECD) が1972年5月26日に採択した「環境政策の国際経済的側面に関する指導原則」で勧告された「汚染者支払原則」、すなわち、環境汚染を引き起こす汚染物質の排出源である汚染者に発生した損害の費用をすべて支払わせることを意味していたが、その後、OECD加盟国で採択・実施される過程で変化して、特に日本では公害原因企業の汚染回復責任・被害者救済責任の追及に力点が置かれて、PPPの訳語も「汚染者負担原則」(「汚染原因者負担の原則」「公害発生費用発生者負担の原則」とも言う)として一般に定着している。
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1972年のOECD委員会では、民間企業に汚染防止のための補助金を与える国と、補助金を与えない国がある場合に、市場で相対的に有利な立場に立つ企業が現れることによる貿易の歪み(一種の非関税障壁)を避けるために、OECD加盟国間の汚染防止の基本原則として「汚染者支払原則」(ppp)を加盟国全体で実施し、汚染者に補助金を与えないことを決定した。しかし、別のOECD勧告では、国家が汚染削減手段の採用を奨励・促進することが望ましい場合には、例外として、汚染者が経済的困難から汚染防止費用を支払うことができない場合、国際貿易の条件を歪めないという条件で時限的に補助金を支給することを認めている。

OECDの「汚染者支払原則」の基本的な考え方は、空気、水、土地などの環境資源を利用し、その費用に対する支払いがなされないことに環境劣化の主因があると見ている。

2009年10月02日

カトリック教会の信仰生活の中心にあるのは

カトリック教会の信仰生活の中心にあるのは聖体祭儀のミサである。日曜日と大祝日にミサにあずかることは信徒としてのつとめであるとされている。

ミサ以外の重要な典礼行為として「聖務日課」があげられる。これは本来「時課の祈り」という意味で、一日の各時間を祈りをささげることで聖化することが目的である。日課の中で特に重要なのは、ラウズとヴェスパと呼ばれる朝の祈りと晩の祈りである。これらに加えていくつかの祈りが一日の中でおこなわれる(かつて九時課、六時課、三時課とよばれた)。それ以外に読書課という祈りもあり、そこでは祈りと共に、聖書朗読と聖人伝や古典的な著作が読まれる。聖務日課の中心となるのは旧約聖書の詩篇である。
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カトリック教会では21の公会議に特別な権威を付与している。21の公会議とは年代順に、第1ニカイア公会議、第1コンスタンティノポリス公会議、エフェソ公会議、カルケドン公会議、第2コンスタンティノポリス公会議、第3コンスタンティノポリス公会議、第2ニカイア公会議、第4コンスタンティノポリス公会議、第1ラテラン公会議、第2ラテラン公会議、第3ラテラン公会議、第4ラテラン公会議、第1リヨン公会議、第2リヨン公会議、ヴィエンヌ公会議、コンスタンツ公会議、フィレンツェ公会議、第5ラテラン公会議、トリエント公会議、第1バチカン公会議、そして第2バチカン公会議である。

2009年09月22日

二階級特進

自衛官、警察官、消防官、海上保安官といった職務階級が明確な職業において、殉職に伴って在職階級から二段階昇進させる制度又は慣行で、名誉・叙勲・その他の遺族に対する補償も特進した階級に基づきなされる。この結果「二階級特進」が、しばしば「殉職」の別称とされる。

警察官の場合、巡査(-巡査長)-巡査部長-警部補-警部-警視-警視正-警視長-警視監-警視総監 という階級構成であるが、巡査・巡査長が殉職すると、各々警部補に特進する。これは巡査長が正式な階級ではなく階級的職位にすぎず、階級上は巡査と同格だからである。なお巡査部長の場合は2つ上の警部に特進する。但し、近年職務執行中の交通事故による殉職は、1階級のみの昇進にとどまる。

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これは、旧日本軍において功績顕著な戦死者を二階級特進させた例に倣ったものであるが、戦後組織においては殉職自体が特異な事態であるため、「殉職」=「功績顕著」としたものであろう。また、死亡退職金や遺族年金では、特進後の階級を基準とするため、算定にあたり有利になるという側面もある。旧陸軍に於いては上から大将-中将-少将-大佐-中佐-少佐-大尉-中尉-少尉-准尉-曹長-軍曹-伍長-兵長-上等兵-一等兵-二等兵であった。

そもそも、日本陸海軍には元々戦死者を特進させる習慣は無かったが、日露戦争において軍神とされた広瀬武夫海軍少佐、橘周太陸軍少佐が、死後それぞれ中佐に一階級特進したのが始まりとなった。

2009年09月04日

日本の精神医学界は

日本の精神医学界はドイツ精神医学が主流であったが、近年本邦にもアメリカ精神医学が浸透し始め、従来診断と呼ばれるドイツ精神医学に倣った原因別分類ではなく、操作的診断と呼ばれる症状別分類で診断されることが多くなった。精神医学以外の医学では、一般に病気を原因別に分類する。例えば胸が痛いもののうち、心臓冠動脈の狭窄による心臓への虚血が原因で起こるものを狭心症と診断する場合がこれにあたる。しかし精神疾患は原因のわからないものが多いため、原因別に分類するより症状別に分類する方がより実際的であろうというのが操作的診断を行う側の立場である。この場合、胸が痛いもののうち痛みが一定期間続くものを“胸痛症”と呼ぶことになる。“胸痛症”という表現があるならば、そこには狭心症のほか、肺塞栓や気胸など様々な疾患が含まれることになろう。逆に糖尿病で痛みを感じにくい患者に起こる狭心症は“胸痛症”には含まれないことになる。原因別に治療を行う内科など精神科や心療内科以外の身体科においてこれは実際的ではないので、“胸痛症”のような操作的病名は実際には使われない(使われる場合は○○症候群のように表現され、○○病という表現は用いられない)。
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前述のように、症状別に診断した“胸痛症”と原因別に診断した狭心症は大きく違ったものであるが、それと同じように症状別に分類されたmajor depression(大うつ病性障害)などの操作的診断病名と、原因別に分類された内因性うつ病等の従来診断病名とは、同じうつ病であっても大きく異なる概念であると言える。

このことが専門家の間でさえもあまり意識されずに使用されている場合があり、時にはそれを混交して使用しているものも多い。

2009年08月21日

ポイ捨て

ポイ捨て(ぽいすて)はごみの不適切な処理方法の一つで、対象物が小さい場合の俗称である。シンガポールでは違法行為として罰金刑の対象となるほか、日本においても廃棄物処理法や軽犯罪法に抵触する違法行為である。また、吸殻等の路上投棄が多いことから、ポイ捨てを禁止する条例を定めた自治体がある。

ポイ捨てされるものとしては、煙草、空き缶、ペットボトルやレジ袋などの使い捨て容器類、包装紙や新聞・雑誌・集合住宅の郵便受けにポスティングされるチラシなどの紙類・食べ残した食品などがある。
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「ポイ捨て」と軽い言葉で表現される傾向があるが、「ゴミの不法投棄」であり犯罪(廃棄物処理法違反)となり得る行為であるとともに、火災や漂流・漂着ごみ、野生動物の殺傷など他の社会問題の要因ともなっている。 集合住宅にポスティングされるチラシの散乱においては、ポスティングそのものを諸悪の根源とするポイ捨てを弁護するような声がある。 交通の障害を来す行為については道路交通法により取締が行われるほか、一部の自治体では条例により、このような行為に罰則を課している。

2009年08月07日

新右翼

新右翼(しんうよく)とは、既成の右翼団体の在り様を否定して、自ら新たな存在たらんとする右翼のこと。明確な定義はないが、反共主義・親米・国家主義的な要素が強い既製右翼より、反戦後民主主義・反体制・リベラルな要素を多く持っている。

第二次世界大戦後日本の右翼が「反共」を主要な運動テーマとして掲げ、「体制変革」の視点、「民族」の視点が稀薄になっていることを批判して登場した勢力のことを言う。社会党や「六全協決議」後の日本共産党などのいわゆる既成左翼の運動を否定して生まれた共産主義者同盟(ブント)などが「新左翼」と呼ばれたことに倣い、自らそう名乗った。
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ちなみに、民族主義と国家主義という分類は、「新右翼」のカテゴリーとは全く無関係であり、「新右翼」はどちらの要素も持っている。

「民族派」と「新右翼」では、その意味する内容はかなり似通っているが、どちらかと言えば、「新右翼」の方が後で使われ出したようである。例えば、「民族派」という言葉は、1970年代前半の日本学生会議(JASCO)、全国学生自治体連絡協議会(全国学協)や日本学生同盟(日学同)などを指すことが多いが、「新右翼」というと、1970年代後半に結成された鈴木邦男の一水会や統一戦線義勇軍、野村秋介(後に自らは「新浪漫派」と名乗った)などを指して使用されることの方が多い。

2009年07月31日

塩の製造販売の自由化以降

塩の製造販売の自由化以降、銘柄数が増えた家庭用塩について、消費者からは「家庭用塩の表示が分かりにくい」との情報が寄せられていた。2004年(平成16年)7月21日、公正取引委員会は、国内で採取された塩であると誤認される表示を行い輸入塩を販売しているとして塩の販売業者9社に、景品表示法第4条(優良誤認)の規定に違反するおそれがあるものとし警告を行ったと発表し[1]、同年9月、東京都は塩業界による表示の自主ルールを策定することを提案した[2]。これをうけて以下のような提案がされた。

「自然」、「天然」の表示は、使用しない。
「ミネラルたっぷり」など、ミネラルの効用・優位性を示す表示は、使用しない。
「最高」「究極」など、最上級を示す表示は、根拠となる客観的な事実がある場合を除いて、使用しない。
スキューバダイビングに挑戦!
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フラワーパークで春夏秋冬体験講座
40歳の素敵な出会い
はじめての投資に挑戦
ウサギの人材派遣でお仕事
クロールアイドルNO1
こだわりキャンプ術
うらないカフェの秘密の部屋

「無添加」の表示は、優良性の根拠となる客観的な事実がなければ、使用しない。
食塩の製造方法について、「原料」や「製造過程」の表示枠を独自に設け、消費者にわかりやすく表示する。
JAS法に基づく必要表示事項の表示(枠内表示)について、「名称」「原材料名」の記載を標準化し、消費者にわかりやすく表示する。

2009年07月13日

プレート収束型境界

プレートテクトニクスによれば、発散型境界で生成したプレートは収束型境界で他のプレートとぶつかり、マントルまで沈み込んで消滅したり、プレートどうしが重なり合ったりする。火山が発生するのは主に前者で、海洋プレートが他のプレートの下に沈み込む海溝に沿って分布する。海溝で沈み込んでいる海洋プレート表面の岩石には多量の水が含まれている。水分を含んだ岩石は融解温度が低下するので、沈み込みにより地下深部に達すると、通常よりも低い温度で融けはじめマグマが発生すると考えられている。マグマの発生条件は水分のほか主に温度と圧力に依存し、温度と圧力はほぼ深さによって決まる。従ってマグマが発生するのは海溝から沈み込んだプレートがある一定の深さに到達した場所であり、それより海溝に近い(沈み込んだプレートが浅い)場所ではマグマは発生しない。
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マグマは発生した場所から浮力によってほぼ真上に上昇し火山を形成するので、必然的に火山は海溝から一定の距離だけ離れた位置に、海溝に平行に分布することになる。この火山列を、これより前(海溝側)には火山がないという意味で火山フロント又は火山前線という。また、これよりも海溝から離れた位置にも火山が点在することが多いが、このような場所では沈み込んだプレートがさらに深い場所に達し、別の成分が融解するなどして散発的にマグマが発生すると考えられている。

2009年07月04日

医師の転職

多くの医師は「医局」という組織に管理されている。これは大学の「教室」とほぼ同義であり、各診療科目の教室が運営する非公式な医師の同業者組織である。医局は教授を頂点とし、定期的に任命される医局長によって日常的な事務運営がなされる。通常、医師は卒業時に最初に就職した大学の診療科目の医局に生涯帰属する。
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従来の方式では、医師は卒業と同時にいずれかの医局に「入局」していた。医局は医師の研修先・勤務先を指定し、医師はそれに従って転勤する。医局は医師を必要としている病院の情報を集中管理し、必要とされている医師の技能や経験年数に合わせて医師を派遣する。医師が派遣先で経験を重ね、技能を身につけると、派遣先の病院は医師に対して昇給をするか、賃金の安い医師と交代させるかしなければならない。そのため、数年おきに医局は医師を転属させ、新たに若い医師を派遣する。この繰り返しによって病院側は人件費を一定に維持し、経営の安定化を図ることができる。医師は自分の技能レベルに合った就職先で研鑽を積むことが出来る。また、高度な技術を取得することが可能な病院に派遣してもらった場合、「お礼奉公」と称して、しばらく低賃金で過疎地の診療所に派遣される慣習もあり、これによって地方の医師不足を埋め合わせていた側面があった。多くの場合、医師の派遣を受ける病院は大学教授に研究費などを提供し、教授の研究業績に寄与していた。こういう病院は医局の「関連病院」と呼ばれる。研究費が集まる有名教授の下にはさらに入局者が集まり、教授の権威を高める好循環を生む仕組みであった。

2009年06月14日

スクアレン (squalene) とはテルペノイドに属する

スクアレン (squalene) とはテルペノイドに属する油脂である。IUPAC組織名 2,6,10,15,19,23-ヘキサメチルテトラコサ-2,6,10,14,18,22-ヘキサエン、分子量 410.73、融点 −75 °C、比重 0.858。

1906年に東京工業試験所の辻本満丸によってクロコザメの肝油から発見され、1926年、イシドール・ヒールブロン (Isidor Morris Heilbron) によって構造が決定された[1]。
アジアの美術
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名犬マルチーズ
雨模様
猫ニャン
柴犬について
生命の誕生
りんごのほっぺ
版画
オークション
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射撃
応用数学
トリックアート
証券取引所
乗馬
高血圧症
ゲートボール


スクアレンはステロイド骨格の中間体でもあり、多くの動物に分布している。ヒトなど哺乳類ではメバロン酸経路を通じてアセチルCoAより肝臓や皮膚で800mg/日程度生合成されるが、さらにコレステロールに転化されるため、その存在量は多くない。

皮脂などにも含まれており、羊毛を処理する際の副産物として得られる。市販のスクアレンはサメの肝油から抽出されたものである。サメには浮袋(鰾)がないので、浮力を得るために肝臓に蓄えた脂質を利用している。

サプリメントとして注目されているが、国立健康・栄養研究所のデータベースによれば、有効性を裏付ける資料は見当たらないとされている